小島さん
安田先生、知覚過敏という言葉を最近よく耳にします。私はあまり詳しくないのですが、具体的に知覚過敏とはどのような状態なのですか?
安田先生
例えば、皆さんの日常生活の中でこんなことは思い当たりませんか?ムシ歯でもないのに冷たいものを口にしたとき歯がシミる、歯を磨くときに歯ブラシがあたると痛い部分がある、冷たい風等が歯にシミる、といったものがあります。このような症状があれば、知覚過敏を疑ったほうがいいかもしれません。
小島さん
なるほど。その場合の痛みはかなり強いものですか?
安田先生
そう思われている方が多いようですが、実は痛みの程度には個人差があります。実際、我慢できる程度の痛みでも知覚過敏の場合も多いのです。
小島さん
そうなんですか。では何が知覚過敏の原因なのでしょうか?
安田先生
歯周病や加齢などで歯グキが下がることが原因のひとつです。ほかにも歯の表面を覆っているエナメル質が部分的に失われると知覚過敏になることがあります。例えばかみ合わせや、ストレスによる歯ぎしり等で歯の一部に集中して負荷がかかった場合などです。あとは間違ったブラッシング、最近では過度の歯の*ホワイトニング等も原因として考えられますね。(*歯のブリーチング)
小島さん
意外と身近なことが原因なんですね。実際に知覚過敏の人はどれくらいいるのですか?
安田先生
だいたい日本人の4人に1人、つまり25%くらいの割合*です。高齢者ばかりでなく、ストレスが多い20代、30代の方にも多く見られます。(*グラクソ・スミスクライン社調べ)
小島さん
かなり多いんですね。もし知覚過敏になってしまったら、治療・予防は難しいのでしょうか?
安田先生
それほど難しくはありません。歯科医院で治療することも大事ですが、医薬部外品の知覚過敏予防ハミガキ等で痛みや不快感を防ぐことも大事です。
小島さん
毎日のハミガキで防げるなんて思ってもみませんでした。自分でも簡単にケアできるのが嬉しいですね。
プロフィール
- 安田 登 (やすだ のぼる)先生
- 歯学博士
- NPO法人「歯と口の健康を守ろう会」理事長
- 小島 奈津子 (こじま なつこ)さん
- フリーのキャスター・司会者として活躍中。
- 著書 『なっちゃんレシピ』(地球丸くらしブックス)